無常教える花仏

聖歌「無常教える花仏」は、散る際までも人々の目を楽しませ、この世の無常を教えながら、満開を盛りと散ってゆく桜の花にたくして、身も心も衆生済度ひとすじに捧げられた菩薩様の御生涯を歌った聖歌です。

作詞・作曲 普門法舟

1、どこから来るか桜の花は 春の縁(えにし)で咲くという
  裸で生まれて裸で帰る 無常教える花吹雪 花吹雪
2、わが身忘れて人世のために いのち限りに咲く桜
  桜吹雪で散るときさえも 晴れの姿を見せて散る 見せて散る
3、いのち短き桜の花も 可愛い笑顔に薄化粧
  晴れの振袖人世に見せて 咲けと教える花仏 花仏
4、花は散っても青葉の桜 春夏秋冬の様(さま)見よと
  夏の日差しを盛りと生きて  秋に無常の 風に散る 風に散る