法話

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小欲を捨てて大欲に生きる(4)

貪欲と少欲知足の違い 仏教と言うと、欲を一切否定する禁欲主義の教えのように誤解している人がいますが、お釈迦様は、「欲を捨てよ」とはおっしゃっておられません。欲を捨てたら、人間は生きていけません。ですから、欲はしてもいいの […]

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小欲を捨てて大欲に生きる(3)

「頂きます」という言葉の意味 以前、食事をいただく前に唱える「頂きます」という言葉の意味を誤解している人がいるという話をしました。永六輔さんがパーソナリティを勤めるラジオ番組に来た一通の投書を読んで、永六輔さんは驚愕した […]

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小欲を捨てて大欲に生きる(2)

道心の中に衣食あり 一口に欲と云いますが、欲にも、小欲と大欲(たいよく)の二つがあります。「小欲」とは、欲が小さいという意味ではなく、自分だけの幸福を追求する利己的な欲のことですが、利己的な欲の中でも特に欲深いのが、貪欲 […]

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小欲を捨てて大欲に生きる(1)

ハッサン・カンの妖術 芥川龍之介が書いた「魔術」という短編小説があります。これは、芥川龍之介が、谷崎潤一郎の「ハッサン・カンの妖術」を下敷きにして書いた小説ですが、「ハッサン・カンの妖術」は、谷崎潤一郎が、上野の図書館で […]

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蓮華の五徳(2)

華果同時 四つ目は、「華果同時(けかどうじ)」の徳で、この特徴は蓮華にしかありません。一般的に、草花は、花が咲いて、その花が雌しべと雄しべの交配によって実を結びますが、蓮華は、花と実が同時に付きます。花が実になるのではな […]

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蓮華の五徳(1)

一茎一花 蓮華の花は、仏様が台座にしておられるインド原産の花で、インドのヒンドゥ教の神様は、みな蓮華の台座に立った姿や、座った姿で描かれています。仏様の台座は、昔から蓮華と決まっていますが、何故蓮華なのでしょうか?蓮華に […]

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お盆とお施餓鬼の違いについて(2)

お盆の精神─布施と報恩感謝の心 お盆の精神として三宝への感謝と共に忘れてはならないのが、ご先祖様に対する感謝の心です。お盆の精神は、三宝に対する供養と、ご先祖様に対する感謝の心にあると言ってもいいでしょう。自分が今ここに […]

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お盆とお施餓鬼の違いについて(1)

盂蘭盆とは 今年もお盆が近づいてきましたので、お盆についてお話ししたいと思いますが、お盆とよく混同されるのが、お施餓鬼です。お盆の時期に合わせて「お施餓鬼」をする寺院も多いので、お盆とお施餓鬼を同じ行事だと誤解しておられ […]

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究極のエコ運動― 食べないものには箸をつけない (2)

「貪りの文明」から「足りる事を知る文明」へ 皆さんもよくご存知のように、いま世界各地で、地球温暖化による深刻な影響が現れてきています。北極圏の氷は、予想をはるかに超えるスピードで溶け始め、そこに住む生き物は絶滅の危機に瀕 […]

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究極のエコ運動― 食べないものには箸をつけない (1)

一粒のお米も菩薩なり 昔から「農業は国の基、国の宝」と言われますが、稲穂がたわわに実る田園風景を見るといつも思い出すのは、師僧が口癖のように言っていた「一滴のお水は如来なり。一粒のお米は菩薩なり」という言葉と、菩薩様がお […]

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